レーシック手術を選択する人
レーシック手術とは、眼球にレーザーを照射することで目の屈折異常を治すという手術ですが、この手術を安易に選択できない場合もあるようです。屈折異常の中でも、近視は主に学童期に進みやすいものになります。この時期は骨格の成長と共に眼の大きさも変化するため、屈折の値が変化しやすく、また眼の部品の中でも水晶体が非常に柔らかく、ピント合わせの力が強いとも言われています。その一方で、40歳代半ばを過ぎると老眼世代になります。老眼とは眼の調節値の低下ですが、屈折値もやや低下するといわれています。60歳代になるころには調節力が完全になくなります。この頃から白内障や緑内障にかかる人が増加しますが、これらの病気でも屈折値は変化していきます。レーシック手術を受ける場合は、眼の屈折値が安定し、手術の効果が確実でかつ長持ちする20歳代、30歳代が適しているといえます。
レーシック手術を職業上の理由から選択する人もいます。まずは消防士。消火活動には高い視力があると役に立ちますが、激しい勢いの煙の発生や、消火活動に用いる水流のためメガネやコンタクトをしていると支障が出ます。入隊時に一定の視力が要求されることもあるため、レーシックで裸眼視力を向上させるそうです。同様に、自衛隊員も入隊の際に一定の裸眼視力が要求されます。また、ボクシングなど格闘技選手はもちろん、ゴルフ選手もメガネでは視界の端が歪み、芝目を読む際などに不利になるため、スポーツ選手もレーシック手術を受ける人がいるそうです。タイガー・ウッズ選手がレーシック手術を受けた後に戦績が向上した話は有名です。ビリーヤードやテニスの選手も、メガネによる視界の端の歪みを嫌って、レーシック手術を受ける人がいるそうです。また、キャビンアテンダントは機内でのメガネ使用を会社の方針で禁止されているところがあります。一方で機内は乾燥が強いため、コンタクトレンズだと曇ったり目が痛くなったりしやすく、レーシックを選択する場合があるといいます。